勝間和代さんの著書「ラクして おいしく、太らない!勝間式超ロジカル料理」の中で、野菜は蒸すと絶品になると書かれていました。
蒸すといっても、湯気がシューシューたったセイロで蒸すのではなくて、70℃くらいの低温で蒸します。
低温で蒸すとちょっと鮮度の落ちた野菜でも、水分が補われて本来のみずみずしさを取り戻すのだそうです。
常日頃から野菜をたっぷり食べたいと思っていたので、低温蒸しのおいしい野菜を食べてみたくなり、早速試してみました。
蒸し料理って、蒸し器を出したり面倒と思っていませんか?
この記事でわかること
- 低温蒸しのメリット・デメリット
- 蒸し器がない場合の代用品
- 低温蒸しのやり方
- 低温蒸し野菜を食べた感想
最後まで読んでいただけたら、きっと野菜が食べてみたくなるはずです。
どうぞおいしい野菜を召し上がってください。
低温蒸しのメリット
調理の過程で栄養素が損なわれず、味が落ちない
茹でるとゆで汁に栄養が流れてしまいますが、水蒸気で蒸すと食感もよくなり栄養たっぷりです。
70℃で蒸すことにより熟成が進むため、うま味や甘みが豊かになる。
野菜に含まれるアクは蒸発するので、えぐみがなくなり、野菜本来の味が引き立ちおいしく感じられる。
蒸し料理のデメリット
蒸し器の出し入れや、片付けが面倒
面倒だから作らない、作らないから閉まったままになって蒸し料理をしなくなってしまいます。
解決策
蒸し器がなくても、大丈夫!手持ちのものをつかって即席蒸し器にしてしまいましょう。
足つき金ざる
足つきでない場合は、アルミホイルなどで高さを作りましょう!
たっぷりのお湯で蒸します。
餅網があれば、ボウルとの組み合わせでも!
我が家のはサイズが合いませんでした(汗)
蒸し器を使わなくても代用品なら、手軽に蒸し料理ができますね。
低温蒸しの温度管理が面倒
野菜によって、おいしくなる蒸し時間、温度は異なりますが、葉野菜やキノコ類は70℃くらいが適温とされています。
蒸気の温度を測りますが、70℃を保つのに火加減の調節が必要になり、見張っている必要があります。
解決策
蒸し時間は10~15分程度ですが、長時間蒸しても栄養が流れたりすることないので、うっかり時間を忘れてしまっても大丈夫です。
煮る、焼くなどの調理法は、一瞬のタイミングを逃すと失敗しがちですが、低温蒸しは、長時間蒸しても栄養が流れたりすることなく、おいしさを引き出せる。
だからあまり時間には慎重にならなくてもいいんです。
ヘルシオなら野菜の低温蒸しが簡単
ヘルシオには70℃の低温でできる「ソフト蒸し」機能があります。
野菜を洗って金ざるごとヘルシオに入れるだけだから温度管理も必要ないし、ボタンを押すだけなので超ラクチンです。
低温蒸しのやり方
セイロなどお持ちの方は蒸し器をお使いください。
この蒸し板はとってもおすすめ
この蒸し板一枚持っていればどんなお鍋にも合うので、とーっても便利ですよ!
step
1鍋にたっぷりのお水を入れて、強火にかける。
step
2沸騰したら、野菜を入れてふたをして、ふたの間に温度計を指す。
ふたの隙間から蒸気がもれてちょうど70℃くらいに保ちやすくなる!
step
3蒸気の温度が65~75℃になるように火加減を調節する
お湯の温度ではなくて、蒸気の温度が65~75℃になるように火加減を調節する。
step
410~15分蒸す。
70℃蒸しは長く蒸してもぐずぐずにならないので、あまり神経質にならなくても大丈夫なところがいいですね。
低温蒸し野菜を食べた感想
ほうれん草とキノコ類を低温で蒸しました。
ほうれん草はシャキシャキだけど甘みがあり、とてもおいしかったです。
ほうれん草は普通に蒸したものと比べてビタミンCは約2倍になるそうですよ!
また、キノコ類のうまみ成分が3倍に増加する温度帯も70度前後なので、低温蒸ししたキノコはうま味がたっぷりでおいしくいただきました。
低温蒸しのすすめ
70℃蒸しした野菜は酸化が少なく、生の状態よりも日持ちが長くなります。
買ってきた野菜をまとめて低温蒸ししておけば、食べたいときに冷蔵庫から取り出して、そのまま食べたり、料理に使ったりいろいろ活用できるのでとっても便利です。
にんじんを低温蒸しするとびっくりするほど甘くてまるでフルーツのようでした。
これなら野菜嫌いのお子さんなども食べられるのではないかと思います。
また、蒸し器がなくてもお手持ちのフライパンや鍋を活用して即席蒸し器にすれば保管にも困りませんし、使いたいときにすぐに使えます!
ちょっと温度管理が面倒ですが、蒸す時間は長くなっても、蒸しすぎになることはないので、気楽に試せますよ。
ヘルシオがあればもっと簡単です。
低温蒸しはお野菜がおいしくなるので、野菜不足に悩む人の食生活改善にも役立ちますよ。
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